ロシアぁぁぁぁぁ
モンゴルとロシアの国境まで約300km・・・
今までに見たことのない大きな鷹が気持ちよさそうに翼を広げてモンゴルの広い空を飛んでいる。
鶴・・・折り紙では何度も折ったことがある鶴、でも考えてみたら本物をちゃんと見たことがなかったかもここ、モンゴルで野生の鶴をたくさん見ることができた。彼らはものすごく姿勢がよくて格好いい
モンゴルの大自然を走り抜ける・・・主要道路といっても、道じゃないような道。
未舗装で、ひどいときは石がゴロゴロ、ビーチのように砂だらけ・・・と自転車を降りて押さなければいけないことも多々
仕舞いには橋のない川が主要道路をまたいで流れていて、四輪駆動の車でも渡るのが大変なほど・・・さて、どうする??
大きなトラックが川のど真ん中に止まっていて、ここ西モンゴルに多く住むカザフキスタン人が私たちを手伝う!と・・・もちろん、ものすごい金額を要求そして全員が酔っ払い私たちの荷物を勝手に持っていこうとするわ、手助けというよりも、お金お金お金
こんな人たちにお金を払って手伝ってもらうより、どうにか自分たちで川を渡ったほうがいい!!どうにかしつこい彼らから逃れ、自分たちで数本流れる川を一日かけて、荷物や自転車を担ぎ腰まで水につかりながら三人で必死に渡る・・・
モンゴル最後の小さな村では期待はずれで、もしくわ予想通りか、またまた酔っ払いも多く、外国人に対して多額を請求してきたり。とがっかり・・・
それでも、優しい人たちもたくさんいる!
小さな店で食料を買いだめしていると、そこの家族の家に一泊させてもらえることに
お茶や茶菓子をご馳走になる。そして寝床に着こうとする夜11時30分ごろ、夕飯だ!!!と言って、羊丸ごと一匹をお膳に
肉は茹でただけで、本当に肉のみ!
ラムが苦手な私たちは生つばゴックン・・・心の中で悲鳴をあげながら、笑顔で感謝・・・
彼らは目ん玉からお尻までものすごくきれいに食す
お父さんが私に手渡ししてくれたのは心臓。肉にくしいのが苦手な私は、とにかく味あわないように飲み込む。
次に待っていたのが目ん玉これがうまいんだ!!と言って、何故だかまたまた私にくれようと・・・それはさすがに!!奥様に上げてください!!!と必死にジェスチャーで伝える彼らの子供は4人。一番下の女の子と男の子は、6歳と8歳。彼らも大人と同じように手で肉を丸づかみでむしゃむしゃと食文化の違いでもあるけれど、彼らは肉を本当によく食べる。
次の日はやっぱり、胃もたれし、口の周りも洋服もすべてがラムのにおい・・・
料理の仕方で匂いも全くないラムもあるけれど、自らラムは買わないだろうな・・・
彼らの生活を少し覗かせてもらい、優しさをまたまた頂きました
ここモンゴルでもまた改めて感じさせられたのは水の大切さ。
蛇口をひねれば水が出て、ガスの元栓を開けばガスが出て料理ができる。店に行けば色んな種類の野菜や肉、果物が売っていて好きなものが選べる。スイッチを押せば明かりがつく。
こんな生活に慣れてしまっている私たちは、少しでもこれらが手に入らないと不便に感じる。当たり前って本当に怖い。
ここで改めて、色んな事や物にありがたいと感じることができた。それでも、日本やスイスに帰って同じ生活に戻るとこの気持ちを簡単に忘れてしまい、当たり前になってしまう・・・
そうならないように、ガブとお互いに指摘し合っていきたい
モンゴルのガタガタ道を走り抜け、ようやくロシアとの国境に
ロシアの観光ビザは自国以外で取得するのが難しく、私たちも結局モンゴルから私たちのパスポートをスイスに送って、多額を支払い、ようやく取得手間がかかった分、思いっきりロシアを満喫しなくては・・・
予想外にもロシア側での入国審査もスムーズに進み、道もすべて舗装されていて、自転車もびゅんびゅん飛ばせる
ロシアに入っても、アジア人のような顔立ちの人がたくさん・・・
まさか、私もモンゴル人に間違えられてもロシア人に間違えられるとは思ってもいなかった・・・この広~い国の、ほんのほんの一部私たちが自転車で走っているアルタイ地域は、アジア人の顔をしている。
ロシア語も全く話せない私たちを彼らは優しく受け入れてくれている。
モンゴルとの国境からあまり離れていないロシア側では、モンゴルではなかなか手に入らなかった食料もたくさん売っていて、私たちも目を輝かせてバクバク頬張る
チーズもなかなかうまく、チーズ好きのスイス人のガブとスベンも大満足。
パンとチーズ、トマトを買って、途中でサンドイッチにして食べていると、私と同じような顔をしたロシア人が家に招待してくれ、コーヒーやお茶菓子、手作りの固いチーズやジャムなどをご馳走してくれた
こんな出逢いが本当にありがたい・・・
彼らの家は小さな作りで、台所がものすごくかわいい庭には家庭用の野菜を育てている家が多い。
そして、ロシア人はサウナ好きが多いようで、家の庭に小さなサウナ小屋がある家庭がたくさん
モンゴルからロシアに入って、またまた景色が変わる・・・
緑が多くなり、川の近くで毎日のようにテントを張って寝る
景色もものすごくきれいで、スイスやカナダの景色とも重なる・・・
川の横で火を焚いて夕飯を作っていると、週末にキャンプを楽しんでいるロシア人からロシアウォッカと夕飯に招待され、言葉が通じなくても、ジェスチャーだけで会話ができ、楽しい夜をすごした
ウォッカと言えばロシア彼らはもちろんストレートで飲み、強い!!
彼らの住む場所が、2~3日後に私たちが自転車で到着予定のBiyskビスクという大きな町で、SashaサシャとOksanaオクサナという夫婦が、ビスクに到着したら泊まりにおいで!!サウナもあるよ!!ともちろん、ロシア語とジェスチャーで!!
到着後、早速彼らに連絡をすると、嫌な顔ひとつせず、初めてであったときと同じように笑顔で汗臭い私たちを家に迎えてくれた
小さなかわいいお家で、庭には自分たちで建てたロシア式サウナが!!そして、たくさんの野菜やイチゴを育てている
家庭料理を横で少しお手伝いしながら、レシピをしっかり盗み、ビールを味わいながらサウナに入って汗を流し、庭になるきゅうりやトマト、ピーマンやサラダをもぎ取って贅沢にもそのままいただく
うまい!!私もこんなお家が欲しいな・・・こんな庭が欲しいな・・・と
彼らの優しさは本物で、本当に心地よかった
ありがとう!!!
ここ大きな町ビスクで、スベンの自転車を修理し、カザフキスタンなどの情報やここからカザフキスタンまでの道のりをチェック
自転車から降りて、少し休憩
Samstag, 2. Juli 2011
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