Freitag, 29. April 2011

万里の長城からモンゴルへ

北京を出発して中国とモンゴルの国境に向かって自転車をこぐ!!
北京は大都市ではあるけれど、50キロほど走ると大きなビルはなくなり、すぐに田舎の風景が目に入ってきた。

万里の長城を中学のときに歴史の授業で聞いた以来、後は観光地というイメージしかなく、いつかは見てみたいとは思っていたけれど、わざわざそれだけのために行く気はまったくなかった。それがまさか自転車で観にいけるとは・・・
考えてみれば、古いものでは2千年以上も昔に建てられた世界遺産☆戦国時代に北の異民族に備えたり、内戦時の国境、モンゴルからの襲撃に備えるために建設された長城。長城といっても一直線ではなく、あらゆるところに建てられていて途中途切れている・・・
また、農耕民族の物産の交易所としても使われていたみたい!

北京から約70キロほど走ったところに長城らしき物が見えてきた☆
それにしてもここも山だらけ・・・北京の周りには山はないと勝手に思い込んでいたのが間違いだった・・・
初めに見えてきた長城の一部は再建されていて、形もしっかり長城だとわかる。もちろん、観光客も何人かいて急な長城を入場料を払って登っていた。
それにしてもものすごい急な登り・・・
私たちはここでは長城を横に見ながらさらに北へ走ることに!
山をかなり登ると、そこにも長城の一部が見えてきた。ここはかなり崩れているけれど、長城があったんだなということはわかる。
人も車も少なく、長城の横にある木々の後ろにうまく隠れることができ、テントで一晩★
せっかくだから長城に登ろうと、ごろごろ転がった石につまずきながら、強風にも飛ばされそうになり、横を見るとものすごい高さで少しちびりながらどうにかてっぺんへ!!!
さすがに景色は最高★昔はこんな景色を見ながら最高とは思えず、銃を持って敵を見張り、ものすごい荷物を抱えてこんな急な長城を命がけで上り下りしていたんだろうな・・・

北京から北に向かっていくと生活も全く違って、都市での生活、農家としての生活、そして貧富の差がものすごく目に入ってきた・・・
季節のせいもあるかもしれないけれど、この辺りはものすごく乾燥している!!!!風も強く埃まみれで、一日中ロバや馬を使って農作業をしている人たちの姿があらゆるところに。
機械を使って農作業をしている農家は片手で数えるほどしか見なかった。彼らからロバや馬をとったら、彼らは間違いなく食べていかれないんだろうな・・・

まだ中国内ではあるけれど、内モンゴルという地域がある。昔はモンゴルだったんだろうけど、今は中国。
この地域に入ると木々はなくなり、だだっ広い広野になり、なかなか隠れてテントを張れる場所が見つからなくなってきた・・・
毎 日毎日自転車には大敵の向かい風にやられ、、何度もハンドルを取られて倒れそうになりながら、ペダルを何度かこいでは止まらざる終えないほどの強風と砂嵐 に見舞われ、前を走るガブの姿さえも見えないほど★牛や羊が飛んでくるのではというくらいものすごい強風だった・・・
どうにかモンゴルの国境手前の町に到着☆

中国側からモンゴル側へは自転車や徒歩では国境は渡れないということで、ここからモンゴルの首都ウランバートルまで電車で行くことに。
ウランバートルでは、またまた一緒に旅をする私たちの友人SVENスベンがスイスからきて合流予定!!
それにしても国際線の電車のはずなのに、駅はいつも閉まっているし、切符売り場も閉まっていて、いつ電車が走るかも掲示板もない・・・
私たちが中国語やモンゴル語を話すべきなのかもしれないけれど、国際線の駅でも誰も英語を話さない。。。
どうにか片言で私たちの言いたいことが伝わり、二日後に電車があり、その日の朝に駅の反対側にある切符売り場が朝7時半から8時半くらいに開くから、そこにいけ・・・と。
とにかくそれを信じるしかない・・・
それまでの間に中国で私たちの自転車の修理するべき箇所を確認し、自転車屋に行くと、おじさん二人が私たちの自転車をものすごく適当に修理してくれたもんだから、修理する前よりもひどい状態になってしまった!!
ガブはトラウマになってしまったようで、これからは自分ではどうにもならない時だけ、修理に出す!!と、次の日も一日中自分で、修理に出してきたばかりの自転車をさらに修理することに・・・

月曜日の朝8時ごろ、モンゴル行きの切符を買いに切符売り場に行くと長蛇の行列が・・・もちろん、中国人もモンゴル人も普通にどんどん割り込んでくる!!
特に中国人・・・彼らにとっては割り込むことが当たり前、男も女も痰をあらゆる所に吐き出す、禁煙と書いてあっても暗黙の了解のように当たり前のように吸う☆
これも、彼らにとっては悪気がまったくないのだ!!これが当たり前で、彼らのルールはこうなんだ!!彼らの文化といってもいいのではないだろうか??
と、割り込みにも慣れてきた??私たちは腹が立つというよりあきれて笑えてしまう・・・
もちろん、カワイコぶってそれを見逃していたらきりがない!!割り込んでくる人を私も彼らのように押しのける・・・そうでもしないといつの間にか最後尾になりかねない。

と、それにしても切符売り場は一向に開かない・・・開くはずの予定時間よりも一時間以上遅れて、切符売りのおばちゃん二人が到着!!それも普通みたい・・・
そして、中国語で本日の切符は売り切れと、ラッキーなことに明日も電車があるということで、どうにか翌日の切符を人に押されながらゲット☆
私たちには自転車もあるから、貨物に乗せて運んでもらうのにこの手続きにもかなりてこずった!!とにかく私たちの乗る電車には貨物がないのか、荷物でいっぱいなのかはわからないけれど、同じ電車では自転車は運べないと!三日後なら貨物に乗せられると・・・
そ こからがまたまたわけのわからないやり取りで、どうにかその三日後の電車で後から自転車が私たちを追いかけてくることを信じ、半信半疑にお金を払い、い や、全く信じられないけれど、そうするしかなく、私たちは中国に自転車を置いて一足先にモンゴル行きの電車に乗ることに。
とにかく無事に到着してくれることを祈るのみ!!
これが本当のサイクリストで、20万や30万円の自転車だったらと思うと・・・

列 車は予想通り3時間以上も遅れて出発!!その前も国境越えのために、荷物やらパスポートの検査で我先に!!と、大きな荷物をバンバン人にぶつけな がら前へ前へというアホな人達を、切符売り場で出会ったイギリス人のクレイグと日本人の大学生まことくん君、そしてガブと私4人であきれながら見つめてい た・・・
この光景は中国だけではなくインドでも見た光景だ・・・

中国は今でも興味深い国。
とてつもなく大きな国で、一つの国ではあるけれどいろんな顔を持つ国。
行きたいところはまだまだあるけれど、今回自転車で走った雲南省や四川省はとてもよかった☆
もう一度行きたい、というところがたくさんあった!
中華料理は好きだけれど、油をたんまり使っているので、たまにでいいかな。
モンゴルは私のあまり得意ではない、ラム肉料理がたっぷりという・・・
とにかく、蒙古斑を持つのはアメリカンインディアン、モンゴル人、日本人だけのはず!!
先祖が同じか、近いことは間違いない!彼らのお尻を見にモンゴルへ・・・

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